前書
昨今というか近年(2016〜)のモバイルデバイス(スマホとタブレットなど)や電子書店の普及で、昔みたいな
- 作者→出版社→取次→書店→消費者→中古書店→中古本利用者
という消費チェーンがますます成立しにくくなる上に、「漫画村」や「けものフレンズ監督降板騒動」とかの事件で、出版社に対する不信感や、昔の特典商法で疲弊されてスマホゲームという安いエンターテインメントに消費の推移で、紙本出版という自転車操業みたいなものがかなり金のかかる行為になってしまい、「あんまり売れない作品」は書店や取次から返品され、出版社にとってはマイナスだと判断されたら即打ち切り!
…って感じは近年の出版現況らしい(あくまで読者としての視点なので)
連載の打ち切り
けもフレ騒動以降で、自分はほぼ芳文社・講談社・集英社の作品だけ読んでることになってるんで、ギリギリ打ち切りの所で無事に単行本として発売されて、2巻終了の作品が多くなる。
なでしこドレミソラ / みやびあきの / 芳文社 / きららフォワード
5巻までに行けたけど4・5巻同時発売とか、月刊連載作品の紙本としては危ない所だった
コイツ、俺のこと好きなのか?! / 百々瀬新 / 講談社 / マガポケ
最終2話はどう見ても急な打ち切りなんで、それでも描きたいもの全て描けて、2巻終了、でもこんな急展開で納得が行かないよ〜
ジガ-ZIGA- / 肥田野健太郎、佐野ロクロウ / 集英社 / 週刊少年ジャンプ
これはマジで残念だった…でも単行本2巻の描き下ろしマンガで、主人公達のその後の活躍が見られて、まあ、一応許すよ、集英社
命令者ちゃん (めいれいしゃちゃん)とは【ピクシブ百科事典】
他(学園文化祭とかのイベントでシメた作品)
「ブレイキンガールズ! / きりきり舞 / 芳文社 / きららフォワード」、「沢すだちが此処にイル! / 額縁あいこ / 講談社 / 別冊少年マガジン」(来月4/9発売予定の5月号にて終了)、なでドレもそうだけど、学園ものは文化祭までに生き残れば御の字だ、それ以降の話を描き続けるのはもうはや単行本巻数2桁の古参しかない域だ
他(ヤケクソ打ち切り)
「ナノハザード / 栗原正尚、かざあな / 集英社 / 少年ジャンプ+」
これは伝説のギャグマンガだぞい、是非見てみよう!伝染るんです。
電子書店についていろいろ
かなり昔から、電子書店専用の特典が存在しておるんで、「NEW GAME!」とコミックシーモアのキャンペーンとか、Book☆Walker はもちろん、それはもう…たくさんだ!(本棚とかの欲しさで読んでもいない本たくさん購入したマン)
「電子書籍もがんばるぞい」NEW GAME!xコミックシーモアコラボで「がんばるぞい枕」が当たるキャンペーンに応募した - ログってなんぼ
でも電子書店も所詮、出版社が取引先相手なので、「電子取次」というアホなシステムが出てきて、「注文数を先に決めてその冊数しか売らない」「半年ごとに売上の確認」とか、作者達にとって電子書籍のメリットはあんまりない感じ
でも戦争は変わった。消費者は回収屋か中古屋に押し付けて処分するしかない紙本よりも、毎日使ってるモバイルデバイスが愛用し、漫画村の煽りに対して、読者も作者も状況理解し始めて、電子書店や広告付きのマンガアプリ、もしくは出版社直営のアプリ(ジャンププラスかマガポケなど)を使うことになるんで、
「作者さんを支援したい」
の一心で、電子書の売上はかなり成長してる。
……とはまあ、問題はまだまだたくさんあるけどね
紙本になれない作品、紙本になってしまう作品
紙本書の売上があんまりよくないから、単行本の発行はしない=出版ごとに作者に印税を払わなくて済む、という感じで、紙本は出せない作品もあるんで
その一方で、「Web で好評だった」作品は、一気に紙本でまとめて発売されるのもある(別に悪い意味で言うわけじゃない)
後書
この記事は元もと、2018 の年の瀬の間にコツコツと書き溜めて、2019 の一年の始まりで発表するつもりだったが、忙しくてそれ所じゃなかったんだ!
んで本来用意したつもりのものがここでは書きそこねたこともあるんで、どうでもいい罵倒雑言集になった感じで、まあ、テキトーに読み流してていい、本当にどうでもいい雑感なんで